犬は遊ぶことが大好きな動物。ボール遊びや引っ張り合いなど、愛犬との遊びは飼い主さんにとっても楽しい時間だと思います。ただし、犬の遊びには単に楽しいという意味ではなく、「本能を満たす」「ストレス発散」「社会性を学ぶ」という役割があります。この点をふまえて遊びに生かすと、犬のしつけにもなり一石二鳥。ありあまったエネルギーを遊びで発散させることで問題行動の予防にも繋がります。
しかし、誤った遊び方をすると問題行動に繋がります。
特におもちゃの代わりに手を使って遊ぶのはNG。犬は次第に「手は遊んでいいもの」と認識してしまい、人の手に噛み付くなどの問題行動を引き起こす可能性があります。
犬が好きな遊びの中でも、代表的なものを2つご紹介。1つは「ボール投げ遊び」。“獲物を追いかける”という犬の狩猟本能を満たす役割が!くわえたボールを放すしつけを取り入れると◎。もう1つは「引っ張りっこ」。ロープやタオルの片方を犬がくわえ、もう片方を飼い主さんが引っ張ります。これも犬は夢中になりますが、興奮しすぎないよう「マテ」などのコマンドを取り入れながら遊びましょう。
犬と言えば、優れた嗅覚。その素晴らしい能力を最大限に発揮できる遊びで、さらに犬の満足度を高めましょう。おすすめの一つが、「おやつ探しゲーム」。犬が好きなおやつを、カーペットの下など家中に隠します。
もう一つは、「どっちの手?ゲーム」。飼い主さんが片方の手におやつを握り、どちらの手に入っているか当てさせる遊び。犬は嗅覚を使って、大好きなおやつを見つけだすことに夢中!室内でできるので、雨の日など散歩ができない日のストレス発散にもおすすめ。