室内飼いの猫はストレスが溜まりがち。そこでストレス解消のためにも、遊びによる刺激や適度な疲労は欠かせません。「動くものにとびつく」など、猫が持つ狩猟本能を満足させるような遊びを取り入れることもポイントです。また、飼い主さんと一緒に遊ぶことでコミュニケーションを深めることができます。子猫だけでなく大人の猫でも遊びは大好きなので、年齢に関係なくたくさん遊んでください。
ただし、ダラダラと遊ぶのはNG。猫の遊びは短期集中！犬と違って持久力が少ない猫は1回15分程度、1日に数回遊ぶと満足するようです。深夜に活溌になるタイプの猫は、飼い主さんの就寝前の15分間思いっきり遊ぶと◎。
猫の遊びは狩猟本能を満たすことが重要。ネコじゃらしやネズミ型のおもちゃ、音が鳴るおもちゃなどさまざまなものが市販されているので、愛猫の好みのものを見つけましょう。ただし、無造作におもちゃを動かしても猫の興味をひくことはできません。ヘビのように地面を這わせる、ネズミが潜んでいるように姿をちらつかせるなど、獲物を狙わせるような動きをおもちゃで表現することがポイントになります。
基本的に構われることが嫌いな猫ですが、遊びたい時には仕草や行動でそのサインを出します。主なサインの1つが「見つめてくる＆ついてくる」。気がつくと猫が自分のことを見つめていたり、ついてくる時には遊びたいのかも。2つ目は「甘えた声で鳴く」。いつもより高めの声で、長めに鳴くときは「構って」のサイン。3つ目は「お腹を見せてゴロン」。背中を床にしてクネクネとさせ、「遊びたいよ」とアピールします。これらのサインを見逃さずに遊んであげると猫は満足してくれるはず。