ペットがぐっすり眠れる環境づくりのポイント

夜行性の習性が今でも残り昼間でもよく眠るように

犬と猫は人間に比べると、多くの時間を寝て過ごしています。その理由は、狩りをする肉食動物としての習性です。元来は夜行性の動物でしたが、人と暮らすようになって夜にも寝る習慣がつくように。しかし活動しない昼間に眠る性質が残っているため、昼も夜もよく眠るようになったと言われています。睡眠時間は平均12~16時間で子犬・子猫の頃にはさらに長く、約20時間ほど眠ります。

寝ているようで寝ていない!?大半の時間は「ウトウト睡眠」

犬と猫の睡眠は1日の大半を締めているのですが、そのほとんどが「ウトウト」しているレム睡眠状態。熟睡している時間は約3時間ほどと短いことが特徴です。前述したように、犬も猫も本来は狩りをする動物で、敵から身を守る必要がありました。それが今でも習性になっているため、寝ていてもすぐに動き出せるように睡眠時間の大半が「浅い眠り(=レム睡眠)」になっているのです。

犬はリラックスするとお腹を丸出しにして寝る!?

うつ伏せ、横向き、丸まりなど、犬の寝相はイロイロ。その中でも、お腹を広げて仰向けになる「ヘソ天」ポーズで寝ている時は、とってもリラックスしている時なのだとか。

猫は気温によって寝相が変わる!?

猫の「ヘソ天」ポーズは犬と同じくリラックスしている証でもありますが、体を冷やしたいという意図も。寒い時にはアンモナイトのように丸まって寝ることが多いです。

ぐっすり眠れる環境作りのポイント

●犬の場合
・眠るための専用スペースを確保し、サークルやケージなどで囲う。薄暗い場所が◎
・直射日光やエアコンの風が当たらずに、適切な温度が保てるようにする
・シーツ、マット、毛布類はこまめに洗濯!常に清潔な状態を保つように
・老犬の場合は動きが遅くなるので、寝床のそばに飲み水やトイレを用意する

※長過ぎる睡眠は危険!?様子をしっかりチェックしよう
普段よりも長い睡眠は何か体にトラブルが起こっている兆候かもしれません。環境の変化など、強いストレスを感じると犬はいつも以上に疲労を感じ、睡眠時間も増加します。ストレスの原因に心当たりがないかチェックしてみて。また、甲状腺ホルモンの働きが弱まることによって長く眠るという症状が見られたり、関節に痛みがあるためにじっとして動かないこともあるので、睡眠時間がいつもと違うと感じたら、体に異変が起こっていないか確認を。

●猫の場合
・冬も夏も、室温は21℃~23℃程度がベスト。エアコンや暖房器具で温度調節を
・猫が大好きな、高くて見通しの良い場所にも寝床を作ってあげると◎
・猫は狭い場所が好きなので、ハウスや段ボールなど体がぴったり入るくらいの場所を用意
・物音に敏感なので、洗濯機やテレビの近くなど音がよく発生する場所に寝床を作らない

※「いびき」は病気のサイン!?
「ピーピー」といびきをかいて寝る猫も多いのですが、中には病気が原因のものもあるので注意が必要です。猫のいびきは人間と違って、鼻の内部が狭くなることで起こります。鼻が低いエキゾチックショートヘヤなどの種類はよくいびきをかくことが多いのですが、いびきに加えて鼻水が出ていたり、リズムが不規則になっている場合は猫風邪など病気の疑いが。最近はハウスダストや花粉によってアレルギー性鼻炎になる猫も見られるので、特に注意が必要です。