わんちゃん、ねこちゃんの気になる臭い

犬は思春期頃から体臭が出てくる

子犬の頃には気にならなかったニオイが、生後6ヵ月を越え思春期を迎える頃から人と同じように体臭が出てきます。犬には体温調整のためのエクリン腺という汗腺と、個体別のニオイを識別するためのアポクリン腺という汗腺が2種類あります。体温調整の汗は足裏の一部から分泌されます。もうひとつの汗腺は皮脂腺と直結していて皮脂も一緒に分泌されるのでニオイの原因になります。

⇒犬には独特の体臭がある?!
犬種や食生活、脂質といった様々な要因で体臭がきつくなります。ダブルコートの柴犬やシーズーなどは体臭がきつく、シングルコートのチワワやプードルは比較的体臭が少ない。

⇒原因
アポクリン腺という人でいうところの「脇」や「口」「生殖器周辺」といった箇所にある汗腺が、犬の場合は全身にあります。このアポクリン腺には、タンパク質やアンモニア、脂肪、尿素などが混ざっていて、汗とともにこれらの成分を皮膚にいる微生物や細菌が分解する際に悪臭になります。この悪臭はムレた靴下と同じ成分といわれています。

⇒対策
皮膚の湿気などは細菌や微生物の繁殖の原因となるので、風通しがよくなるようにこまめなブラッシングを心がけて、皮膚のムダ毛を取ってあげましょう。ドライシャンプーなどをしてあげるのも対策のひとつ。シャンプーした場合は、しっかり乾かすようにしましょう(シャンプーのし過ぎは皮膚病の原因になるので適度に)。

猫は匂いを隠すので体臭がない!?

猫の場合は獲物に気づかれないようにするためニオイを隠して狩りをする生き物なので、基本的には体臭がありません。汗腺も足裏の肉球にしかないので、健康に問題がない場合は無臭だといわれています。ごくまれにですが、皮脂腺とアポクリン腺の分泌物が細菌に分解されるときにニオイを出すこともあります。猫は犬に比べて排泄物のニオイがキツイといわれています。

⇒猫は排泄物のニオイがきつい
猫は体臭がなくキレイ好きでグルーミングしているので獣臭さもない。ただし排泄物が格段に臭い。長毛猫の場合は排泄物が毛についていることがあるので要注意。

⇒原因
猫の体には水分を溜めることができる仕組みがあるといわれています。これは猫の祖先が砂漠で生活していたためとされていて、体に溜めこんだ水分で消化するので老廃物が凝縮されて、きついニオイが発生しています。また、猫がマーキングする際に排出する尿も同様にニオイが強烈です。マーキングは去勢をしていないオス猫に良く見られる行為です。

⇒対策
排泄物をした場合はすぐに片づけることが対策です。排泄物のニオイを抑えるフードやサプリメントもあるので、愛猫に合った選択をしてみても良いかもしれません。またトイレの砂の交換など常に清潔に保つように意識しておきましょう。マーキングした場合はシャンプーしたり、すぐに掃除して消臭アイテムを使うのも効果的。