地中海周辺地域で生まれたとされる「ケール」は、キャベツやブロッコリーの原種です。不足しがちな栄養を補うのに最適といわれ、青汁の素材としても有名です。手軽に栄養をチャージできるスーパーフードのケールですが、注目は、野菜でもトップクラスを誇るビタミンとカルシウムの成分量。ビタミンCは可食部100g中に約80mgで、キャベツの約2倍、カルシウムは約220mgで約5倍も含んでいるといわれています。ビタミンCは、美容や健康に欠かせない栄養素。カルシウムは骨の発達や歯を丈夫にするために必要になる成分です。
他にも葉酸、食物繊維、鉄分、β-カロテンなど不足しがちな栄養がバランスよく豊富に含まれていて、生活習慣病やアンチエイジングに役立ちます。また、納豆や緑黄色野菜に多く含まれるビタミンKは、健康維持をサポートする栄養です。さらにカルシウムが体内に
ケールはサラダやスープの食材として使用したり、パウダーの場合は、牛乳や豆乳と混ぜて飲む、またはパンケーキの生地に入れるのもおすすめ。
効果としては、食物繊維は腸の働きを整えたり、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。ビタミンCは活性酵素を抑制し、肌の老化を防ぎ、美肌効果も期待できます。
ただし、茹で過ぎや加熱し過ぎると、ビタミンCといった水溶性の成分が損なわれてしまうので、調理方法には注意しましょう。