ボテン科の多肉植物の一種でもあるドラゴンフルーツは、皮の部分が龍のウロコに似ていることからそう呼ばれています。メキシコなどの中南米が原産国で、現地では花や葉肉も食べられています。日本に流通している輸入品は、日持ちさせるために未熟なままの状態で出荷され、追熟しないので甘みはそこまでありません。沖縄や九州で栽培されたものは、比較的糖度のある状態で食べることができます。ドラゴンフルーツは、低カロリーで食物繊維をたっぷり含む美容食に適した食べ物。カロリーは100g当たり約50キロカロリー程なのでダイエット食としても最適。多く含まれる食物繊維は腸内環境を整えたり、便秘の解消にも期待が持てます。ポリフェノールの一種であるアントシアニンはアンチエイジングに効果が期待できる成分。鉄分や葉酸といった貧血予防や妊娠中の方が摂取したい栄養も含んでいます。カリウムやマグネシウムも豊富なので、夏バテ予防にもぴったり。
腸内環境を改善し便秘予防などに繋がる食物繊維、夏バテ予防になるカリウムやマグネシウムを豊富に含んでいます。また、妊婦の方が積極的に摂りたい葉酸の成分も含んでいます。
食べる少し前に冷蔵庫で冷やして切ってそのまま食べるのがおすすめ。甘さ控えめなので切ったものをサラダに混ぜて食べるとアクセントにもなります。
ドラゴンフルーツは追熟しないので、購入後、熟させるために置いておいても糖度は増しません。買ったらなるべく早く食べた方が良いとされています。